【プロレス】4.13 全日 C.C 最終戦
(-Α-)全日本プロレス
『2011 チャンピオン・カーニバル』
[4/13.後楽園ホール]
4/8に開幕し、6日間で全5戦を“メッカ”後楽園ホールで連続開催という日程で行われた、全日本プロレス“春の本場所”『チャンピオン・カーニバル』
自分が観た段階での後追いレビューを書いてきましたが、遂に最終戦です
ここまでの私なりのレビューはこちら
開幕戦 (4/8.後楽園ホール)
第2戦 (4/9.後楽園ホール)
第3戦 (4/10.後楽園ホール)
第4戦 (4/12.後楽園ホール)
(-Α-)ここでお詫び&訂正
前回第4戦の記事で、「Aブロックは永田と諏訪魔が6点で並び、両者が揃って勝った場合は直接対決で勝利している永田が決勝進出となる為…」と書きましたが…
そんなルールは無い事が発覚
新日のG1とかで当たり前のように採用されてるシステムなんで、勝手に勘違いしてました
(-Α-)よってAブロックは
永田と諏訪魔が揃って勝てば、両者による決勝進出者決定戦ですね
■12選手がA・B各ブロック6人ずつに分かれてリーグ戦を闘ってきましたが…
この最終日にも公式戦が組まれ(途中欠場のKENSOと闘う予定だった秋山準以外)、その結果で各ブロック最高得点者同士が優勝を争うという過酷な最終戦です
(゚∀゚)イャーッ
(↑武藤敬司の決め台詞ね)
■2日目以降、BブロックでKENSO(欠場)と対戦予定だった選手は、リーグ戦と関係のないタッグマッチに出場して来ましたが…
この日は秋山準が橋誠(現在はフリー)と久々の師弟コンビを結成して、'00年の全日離脱以来となる渕正信(パートナーは征矢学)との再会マッチが実現
秋山vsKENSOの異次元マッチ消滅は残念でしたが、嬉しい副産物でした
■Aブロック
◆決勝進出には「勝った上での永田、諏訪魔の結果待ち」の船木誠勝が、公式戦全敗の浜亮太と対決
何とか1勝を挙げたい浜でしたが…
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必殺左ハイキックをアゴに滑り込ませた船木がフォール勝ち
浜は残念ながら5戦全敗で公式戦終了
6点となった船木は、永田と諏訪魔が負ければ同率首位となる状況で、全公式戦終了
◆団体は違えど同じ'92年デビューの同世代、永田裕志vs大森隆男のシングル初対決が実現
片や“メジャー”新日本プロレス一筋で、IWGP王座連続防衛記録を樹立した“Mr.IWGP”永田。
片や全日本プロレスでデビューし、ノア旗揚げに参加と“もう一方のメジャー”の選手だったものの、ノアを離脱…WJを皮切りに様々な団体に参戦し、現在はSMASHに所属する“流浪の大器”大森。
ある意味、対照的な両者の一戦は、それぞれが熟成した味わいが絶妙にブレンドされた“大人のプロレス”といった趣でした
(-Α-)なんて
気取った表現したくなるような(笑)、想像以上に見応えのある試合だったんですよ
(-Α-)大森の試合と言えば
“あれ ”ですね
「(今リーグ戦で)1回しかやってねえからな。アックス・ギロチン、もう1回見たいな」
(-Α-)…ん?…おお
武藤が遂に『アックス・ギロチン』と“ちゃんと”名前を
武藤に応えるように(?)、出ました
(゚∀゚)アックス・ギロチンドライバー
更にアックス・ボンバーで畳み掛けた大森でしたが、止めの3発目を阻止され…
永田がバックドロップ・ホールドで快勝
永田は8点でAブロック首位となり、諏訪魔の結果待ち
4点止まりで公式戦を終えた大森でしたが…館内は大・大森コール
(-Α-)いやぁ…
大森隆男、充実のチャンピオン・カーニバルでした
(゚∀゚)パチパチパチ♪←拍手です
◆決勝進出には、勝利した上で永田との決定戦に望むしかない諏訪魔の最後の公式戦は、同世代のライバルKONO
先制攻撃を仕掛けたものの…ブゥードゥ・マーダーズの絶妙の介入や、凶器攻撃まで繰り出した“ヒール”KONOにペースを持っていかれる諏訪魔
必殺ラスト・ライド炸裂もレフェリー不在で勝機を逃し、ジャンピング・ニーパットから押さえられてフォール負け
“三冠王者”諏訪魔のチャンピオン・カーニバルは6点止まりで終了し、決勝進出成らず
KONOは結果的に諏訪魔と並ぶ6点で公式戦終了
(-Α-)Aブロックの最終結果は…
①永田裕志…8点(4勝1敗)
②諏訪魔……6点(3勝2敗)
②船木誠勝…6点(3勝2敗)
②KONO………6点(3勝2敗)
⑤大森隆男…4点(2勝3敗)
⑥浜亮太……0点(5敗)
…という事で、新日本プロレスの永田裕志がAブロック代表として決勝進出が決定
■Bブロック
◆5点の太陽ケアは、勝って秋山と並ぶ7点になった上で、鈴木vs真田の結果次第では進出決定戦…という状況だったので、とにかく勝ちたかった最後の公式戦
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しかし、そんな気持ちが裏目に出たか、ちょっと気が逸りすぎた感じで…ジョー・ドーリングのペースに嵌り…
ここまでKENSOからの不戦勝以外の勝ちがなかったドーリングが、必殺レボリューション・ボムで勝利
ドーリングは4点と奮わなかったが、“ゼンニチの外人”として好調ぶりをアピールしたリーグ戦でした
秋山とドロー、鈴木に勝利と絶好調だったケアでしたが…徐々に失速しちゃった感じ
とはいえ、いつの間にか凄いいい選手に成長しててビックリでした
◆共に6点同士、勝った方が文句なしの決勝進出となる鈴木みのるvs真田聖也の最終公式戦
ジャイアント馬場以来の3連覇を目指す鈴木は、厳しい攻めで真田を追い詰めましたが…
このカーニバルで成長を見せる真田も驚異的な反撃開始
前日のケア戦同様、勢いで攻めまくってドラゴン・スープレックスから強引に押さえて逆転勝利
見事にBブロック1位となった真田聖也サプライズですね
3連覇の夢破れた鈴木は、悔しさを露わにしながらも、「舟の宝でも戴くか」とノアの至宝・GHC王座への挑戦をほのめかしました
(-Α-)ノアの5.8有明コロシアムにて
王者・杉浦貴への挑戦が決定しましたね楽しみ♪
(-Α-)Bブロックの最終成績は…
①真田聖也………8点(4勝1敗)
②秋山準…………7点(3勝1敗1分)
③鈴木みのる……6点(3勝2敗)
④太陽ケア…………5点(2勝2敗1分)
⑤ジョー・ドーリング…4点(2勝3敗)
⑥KENSO…………・0点(5敗)
(*KENSOは鈴木戦以外は不戦敗)
秋山の7点を抜く8点となった真田は、「全日本プロレス所属」としての期待を背負って、“新日代表”永田の待つ決勝戦へ
■優勝決定戦
Aブロックからは、3月の『NEW JAPAN CUP』を制した勢いで新日本プロレスから乗り込んで来た、充実の永田裕志
Bブロックからは、弱冠23歳・キャリア4年でまさかの勝ち上がりを見せた“武藤全日本のホープ”真田聖也
開催前にこの決勝を予想した人は、ほとんどいなかったんじゃないでしょうか
鈴木との公式戦からさほどのインターバルもなく始まった決勝戦でしたが、若い真田は躍動して永田の分厚い壁に向かって行きました
しかし、永田は堂々たる横綱相撲で受け止めました
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鍵野アナウンサー
「武藤さん、“白目”ですよ」
武藤敬司
「カメラマンがいて白目見れないよ」
「あ…白目出なかったな」
(-Α-)クックックッ
残念ながら、白目になる前にブレイク
というか、真田はまだ「白目剥くまでもない。」って事ですかね
真田の善戦虚しく、最後は完璧に決めたバックドロップ・ホールドで、永田が完勝
見事に新日・全日の両メジャー団体の“春の祭典”を制覇してのけました
優勝トロフィーを受け取った永田は、「全日本プロレス完全制圧」を高らかに宣言
そこに諏訪魔が登場し、「俺の三冠王座を賭けて、もう1回勝負しろ俺が全日本プロレスを守る」とアピール
「“挑戦”受けてやる」と永田も受諾
(-Α-)6.19両国大会にて
諏訪魔vs永田の三冠ヘビー級選手権が決定
ゾクゾクする闘いは必至…楽しみです♪
更に永田は「三冠だけじゃない。IWGP王者でもGHC王者でも、“挑戦”受けてやる」と全方位に向かって宣言
この永田の発言がきっかけではないでしょうが、新日・全日・ノアのメジャー3団体による“夢のオールスター戦”『ALL TOGETHER』が、「東日本大震災チャリティー」の名の元に8/27日本武道館で開催が決定
日本プロレス界のメジャー3団体の足並みが揃って参りました
(-Α-)話を戻します
毎度の事ながら、結果が出た後からお送りしてきた『2011 チャンピオン・カーニバル』後追いレビュー
当然ながら、結果を知った状態で観てきた訳ですが…
(゚∀゚)面白かったです
結果を知っててこうなんだから、リアルタイムで観てた人はメチャクチャ楽しかったんじゃないですかね
(-Α-)残念だったのは
東日本大震災の影響もあってか、あれだけの好カードをマッチメイクしたにも関わらず、客席が明らかに空いてたんですよねぇ
これは状況が状況なんで、致し方ないですけどね
それでも選手たちは、連日目一杯のファイト
それだけにもっとたくさんのプロレスファンに観てもらいたい大会でした
最終戦が平日にも関わらず超満員になったのが、せめてもの救いでした
(-Α-)さて
最後は永田さんで締めましょう
(-Α-)1、2、3
(゚∀゚)ゼェアッ
(-Α-)yー~~ムフフ